2015年12月25日金曜日

最高過ぎると話題の英語構文の覚え方

事象サンプル
患部まる見せのサイトで伸びてゆくリアルタイムの訪問者数
事象Aは最高過ぎると話題にと話題にされるやいなや最高過ぎると話題のAに

最高過ぎると話題のAはどんなに最高過ぎない話題過ぎてもし過ぎることはない

最高過ぎると話題のAがあなたにとって必ずしも最高過ぎる話題でないのはクジラが馬でないのと同じ

事象Aはまるで元から最高過ぎる話題であったかのようにふるまっていた

もしあのとき最高過ぎると話題にされていなかったら最高過ぎると話題のAは事象Aのままだっただろうに

2015年12月15日火曜日

『サイレンと犀』発売1周年 記念イラスト

『サイレンと犀』が発売されてから今日でちょうど1年になります。
1周年を祝って、安福望さん(『食器と食パンとペン』)が新しい絵を描いてくれました。
消しゴムも筆記用具であることを希望と呼んではおかしいですか /岡野大嗣
の短歌から描いてもらったものです。安福さん、ありがとうございます。

12月22日(火)中まで、セブンイレブンのネットプリントで印刷できます(B4カラー・1枚60円)(用紙サイズは出力時の設定で変更できます)。
プリント予約番号は 70799888 です。

ブックカバーや封筒にしたり、クリスマスギフトのラッピング紙にするのもよさそうです



なお、『サイレンと犀』をお手持ちの方は、下記のURLからイラストのデータをダウンロードすることもできます。

【中解像度(3M程度)】
http://firestorage.jp/download/be5694849cfd73127be21c425dba5cb093314ac4

【高解像度(15MB程度)】
http://firestorage.jp/download/f3b744ac45e8f5ad1f844a3cbe068be610bfc912

《データをダウンロードするにはパスワードが必要です》
パスワードは、『サイレンと犀』に掲載されている
次の4つの短歌に出てくる算用数字を順番に並べた4ケタの数字です。

P22の1首目「おばあさんの」から始まる短歌
P40の3首目「抜けるほど」から始まる短歌
P57の2首目「車窓から」から始まる短歌
P76の2首目「朝焼けが」から始まる短歌






Twitterの『サイレンと犀』アカウント(@silentsigh1412)をつうじて、
岡野大嗣の短歌や、安福望さん(『食器と食パンとペン』)のイラストに
興味を持ってくださっている方がいれば、ぜひ、本のほうの『サイレンと犀』も手に取ってみてください。
Amazonでも本屋さんでも見つけていただけます。
岡野大嗣の短歌が250首ほど、
安福望さんの挿し絵とともに掲載されています。

ひきつづき、『サイレンと犀』をどうぞよろしくお願いします。

2015年12月11日金曜日

Idlewild

二十歳の頃からずっと、日常的に聴いているバンドはIdlewildだけだと思う。
メロディも歌詞も声も、端正なのに熱を帯びているところが好きです。
自分の作る短歌は、このロディ・ウォンブルという人の書く詩にかなり影響を受けていると思っています。
今はそうでなくても、こういうものを書きたい。


2015年12月10日木曜日

ゆぶねさよなら

通過待ちであいてるドアの向こうから冬の工事の音がきれいだ

ひさかたのレイ・ハラカミの音色を選んで傘に跳ねるあまつぶ (音色:おんしょく)

映画から逸れた意識はこんなにも誘導灯を愛してしまう

単館上映を観終えてためていたあくびがきもちいい帰り道

人の痛みがよく分からないときがあります レジ応援おねがいします

ゆぶね、って名前の柴を飼っていたお風呂屋さんとゆぶねさよなら

ここからの坂はなだらで夕映えてムヒで涼しい首すじだった

ぼくの寝息をぼくが聞いてるインターの灯がしのびいる後部座席で


初出:2015年12月8日付 朝日新聞 夕刊(東京版)『あるきだす言葉たち』に掲載



2015年12月9日水曜日

あるきだす言葉たち

朝日新聞の文芸面『あるきだす言葉たち』というコーナーに、短歌8首の連作を寄稿しました。
「ゆぶねさよなら」というタイトルで、レイ・ハラカミさんの音楽や言葉を思いながら作りました。

朝日新聞デジタル版に会員登録すればぜんぶ読めます(無料会員でも大丈夫です)。
ぜひ読んでみてください。
こちら

2015年12月6日日曜日

暗くないこと

スタバよりミスドがいいねぼそぼそと暗くないこと話したいとき

2015年12月5日土曜日

わたしなりの耳鳴り

耳じゃない場所で鳴ってるイヤフォンはホムンクルスの口のようだね

Nujabesで耳をふさげば掃きだめの夜もワンオクターブ明るむ

真夏でもおしるこがある自販機のきれぎれに蛾のつがいはじゃれて

CDの傷に生まれる音に似た光が踊る夜の車窓に

のぞいたらもののみごとにからっぽでため息にまでエコーがかかる

祝日の午後の宙ぶらりんに来て無駄に綺麗に切る足の爪

夕立の雲間から陽がNo woman, No cryのリフレインのように

ロック板が下がってくのを見届ける正しく一人きりの仕草で

淀川をわたる鼓膜に滲みだす歌なつかしいころのくるりの

アンコール良かったね、ってひとしきりひたってもまだはしゃいでる耳

2015年12月4日金曜日

今宵に名前をつけるなら

来年のことですが、耳に舌に美味しい朗読会にお呼ばれしましたので、お知らせします。
めぐる季節のごはんと言葉の朗読会_冬 「今宵に名前をつけるなら」
春夏秋冬、ごはんのメニューと言葉の読み手が入れ替わってゆく朗読会で、その冬の番です。


詩と、短歌と、詩と踊り。
どんな名前の夜になるか、楽しみです。

ちょうど一年くらい前、京都の名物書店「ガケ書房」さんがもうじき閉店(移転)するという頃に、まだ訪れたことの無かった僕は、一度は見ておこうと思ってお店へ行きました。
欲しい本がありすぎて目移りしながらも、本棚にぽんと面置きされている真四角の淡いグレーの冊子に引力を感じて、手に取りました。それは薄い詩集で、『耳の人』という名前で、その日の夜、手のひらににじみ出す汗をタオルでぬぐいながら、耳の人の動向を楽しんだことを思いだします。あの夜に名前をつけるなら、「たぷたぷとの邂逅」です。
その作者の西尾勝彦さんとこのような美味しい朗読会でご一緒できること、とてもうれしく思います。

2015年12月3日木曜日

オフィシャルな行為

至急癒しが必要になりデジカメの操作音を小鳥のさえずりに

ひやごはんのラップを剥がす だとしてもここがやられることはないから

フリスクに付けてもらったおしぼりが電車とホームのあいだに落ちる

MSゴシックで打ち込んだ遺書を校正するタオルケットのタグ撫でながら

自身の公式ブログを更新したわたしはタイトルを「やりました!」と題し

2015年12月2日水曜日

明日死ぬなら

コンビニに全巻置いてあるようなコミックス買ってコンビニを出る

ダイソーで売ってるようなCDを聴いときたくてダイソーへ行く

Costocoでカートいっぱい買い占めるいかにもアメリカな柔軟剤

コーナンに昨日からあるクリスマス顔出しボードから顔を出す

手前と奥で流れが逆で奥へ行くために手前にいったん混じる

アーケード途切れたとこの陽だまりでお肉屋さんのコロッケ食べる

いくつもの案内音がこだまするコンコースで神のお告げを叫ぶ

2015年12月1日火曜日

現代短歌日本代表に選ばれました

歌人の山田航さんの編著による現代短歌のアンソロジー、
桜前線開架宣言 Born after 1970現代短歌日本代表』に、
岡野大嗣も掲載してもらうことになりました。

40人の中に選んでいただいて嬉しいです。
山田航監督、ありがとうございます。

まだ中身は読んでいないけれど、きっと読み応えも読みやすさもある本になっているはず。
今後しばらく、この本と『食器と食パンとペン』のセットは、短歌という広い海の湾口までをいざなう最良の水先案内人になる気がします。道中の会話が楽しくなりそうです。

『サイレンと犀』カレンダー 12月

生まれつき耳鳴りのある犀の吐く一夜にいちどきりのため息 /岡野大嗣

画像データのダウンロードはこちら

カレンダーの絵は『食器と食パンとペン』の安福望さんに描いていただいています。
歌集『サイレンと犀』も引き続きよろしくお願いします。



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