2013年3月11日月曜日

ファミコンのカセットほどに

日経歌壇に投稿しはじめたのは2011年の9月頃。
会社で日経をとっていたから。
当時は穂村さんが誰なのかも知らなかった。

比較的短期に結果が分かるので
調子をはかるバロメーターとしても使えるし、
新聞で活字になるのは結構うれしいので投稿を続けている。

日経歌壇ではいい歌によく出会うのに、
スクラップし忘れてそのまま思い出せないことが多いので、
ブログに書き残しておこう。

昨日刺さった歌はこれ。

ファミコンのカセットほどに軽くなり猫よこのまま死んでゆくのか (山上 秋恵)
日経歌壇 穂村 弘選(2013年3月10日付)

猫の死の質量のたとえとしての「ファミコンのカセット」が、
それ以外たとえようのないほどジャストな実感をもって伝わってきた。(30代以上限定?)
語感の軽さの効果もあるのかな。
穂村さんは「冒涜的なリアリティに惹かれた」と。
作者の山上さんは岡井隆選でもよく見かける日経歌壇の超常連で、
上句の流れからは予想もつかない下句を、想定外のリアリティで繋げてくる作風が印象的。

次の2首も良かった。

自分よりでかいチーズを見た日から猫に追い回されて生きてる (羹 昌浩)
同 穂村弘選

旧作に収録された新作の予告も既に旧作の夜 (木下 龍也)
同 穂村弘選

このブログのコメント欄への寄生にとどまらず、
先週はダ・ヴィンチでも日経でも木下さんと一緒になって、
いったいどこまで憑いてくるんだと怖くなった。


4 件のコメント:

  1. 寄生されて身体を乗っ取られるに一票

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  2. 龍翔さん、投票ありがとうございます。
    こうやって、彼以外の人からコメントをもらうことで
    彼の存在感を相対的に薄れさせることが対策のひとつだと考えていますので、
    今後もコメントよろしくお願いします。

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  3. 満月の路上にけんけんぱの形跡(自由律虚無俳句)

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  4. 素敵やん。自由律素敵俳句。

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